PV ビジネスセミナー
太陽光発電のO&Mを専門に行う DeLight-Life株式会社 河口 雅志です。
弊社のHPをご覧頂き、誠にありがとうございます!
今日は品川コクヨホールで行われてました、
ソーラージャーナルさん主催の『PVビジネスセミナー』に行ってきました。
このセミナーは再エネの将来を見据えた有益な情報が得られるので、毎回参加してます。
今回はエネ庁の呉村氏からは、今後のFIT価格の動向について興味深い発表をしてもらいました。
大枠での戦略を聞くところによると、今後日本の太陽光で作られた電気は『売る時代から消費する時代』へと
ここ2~3年の間で急速に変わっていくと感じました。
といいますのも、今後のFIT価格についてはFITからの自立を目指す為に、
産業用
2017年 21円 → 2018年 18円 → 2019年 16円 → 2020年 14円
住宅用
2019年 家庭用電気料金並み → 2020年以降 早期に売電価格が電力市場価格並みに持っていく
といった計画が発表されました。
ここまで売電価格が下げられるのは、それだけ太陽光発電の発電コストが大幅に下ったことが大きく、
太陽光で作られた電気は売るより、自身で使ったほうがおトクな自家消費時代がいよいよ到来しますね!
また、ソーラーシェアリングのパイオニアでもあるCHO技術研究所の 長嶋彬氏からも
とても面白い話を頂きました。今後日本の太陽光を2030年に今の倍に増やすためには絶対に欠かすことの
出来ない農地の有効活用『ソーラーシェアリング』ですが、全世界の電気を太陽光で賄うためにはどれくらいの
面積が必要か?といいますと、下の地図の通り、オーストラリアの約5分の1の面積で賄えるとのことでした。
これは全世界の陸地に置き換えると全世界の陸地の100分の1にあたる面積になります。
それ全て野立て、屋根置きの太陽光でやるには到底無理なことと思いますが、これを『ソーラーシェアリング』
でやると考えるとあながち無理な話では無いように思いました。
参考までに国土面積に占める農地の割合を調べてみると
日本12.2% アメリカ41% オーストラリア52.8% イギリス71.1% でこの何割かでも
『ソーラーシェアリング』を行うことで、『2100年 温室効果ガス排出ゼロの実現』 も
古っる~!